Hi ! いきいきけんぽNo.481
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⓭ポリファーマシーの予防・解消のために重複・多剤服薬の問題点同時期に複数の医療機関を受診し、医師が他の医療機関での処方内容を把握できなかった場合に、同じ効能の薬を重複して服用したり(重複服薬)、多くの種類の薬を服用することで(多剤服薬)、     複数の医療機関にかかっている場合に、同じ効能の薬が重複して処方され、それを服用することです。薬の本来の効果が発揮されないばかりか、処方薬の効き目が強くなりすぎたり、他の薬同士の飲み合わせ(相性)が悪く、逆に体の不調を招いたり、副作用のリスクが高まります。複数のお薬手帳を利用していると、正しく服薬情報を把握することができません。お薬手帳の内容をもとに、薬剤師が重複服薬や副作用が起きないかなどチェックしてくれます。複数のお薬手帳をお持ちの場合は、1冊にまとめましょう。※お薬手帳を持っていけば お薬代金が安くなります。薬本来の目的以外の好ましくない働き(副作用)が起きる場合があります。その中でも、害をなすものが特に《ポリファーマシー》と呼ばれています。必要以上に多くの種類のお薬が処方されて、服薬することです。一般的には4〜6種類以上の薬をのんでいる場合をいいます。※病気の中には、治療に適正な薬の数が6種類を超える場合もあり、一概に全ての多剤服薬がよくないとは限りません。同じ効能の薬を複数処方されれば、その分医療費を無駄にすることになります。服薬を見直すことで、日々の医療費を節約できる可能性があります。同じ病気で複数の医療機関を受診することで、医療費も余計にかかります。ふだんからかかりつけの薬局や薬剤師を持って、処方されているくすりの情報を把握してもらっておくのが安心です。適正な服薬について薬の副作用のリスクが高まります。医療にかかわるそれぞれの専門家と情報を共有することが必要です。お薬手帳は1冊にまとめて、受診時に必ず持参しましょう。医療費の負担が大きくなります。かかりつけ医・かかりつけ薬局を持ちましょう。薬の疑問は、 かかりつけの 医師や薬剤師に 相談しましょう薬を処方する医師、調剤を行う薬剤師をはじめとした1.重複服薬とは2.多剤服薬とは

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