Hi ! いきいきけんぽNo.479
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5歳〜9歳0歳〜4歳⓫人口10万対子宮頚がん150.045歳〜49歳日本女性の年代別がん罹患率(2019年:国立がん研究センター)35歳〜39歳60歳〜64歳65歳〜69歳50歳〜54歳55歳〜59歳40歳〜44歳(人)3,5003,0002,5002,0001,5001,0005000100.050.00.0(%)403530252015102019年度男性10歳〜14歳15歳〜19歳35歳〜39歳40歳〜44歳25歳〜29歳30歳〜34歳20歳〜24歳45歳〜49歳38.833.732.72117.416.917.511.911.32021年度被扶養者における健診受診率の推移2020年度女性50歳〜54歳55歳〜59歳60歳〜64歳65歳〜69歳70歳〜74歳特定健診(40歳以上)乳がん検診(30歳以上)子宮がん検診(30歳以上)日野自動車(株) 安全衛生環境部こころとからだの健康推進センター・羽村厚美産業医日野健保における被扶養者の内訳(2021年) 近年、「健康」は幸福論の中で語られるようになりました。すなわち、「心身が健康である」という狭い意味にとどまるのではなく、「幸せという感情」、および「よい福祉が提供されること」の3つを合わせて良好な状態にあることを「健康」と捉えよう、という考えです。ウェルビーイング(well-being)とも呼ばれています。 あなたの幸せのために「ご自身」はもちろん大切ですが、同時に「ご家族」が良好な状態にあることも大切なのではないでしょうか。日野自動車健保の被扶養者(あなたの収入で生活しているご家族)の分布は右図のようになります。24歳までは男女ほぼ同数でお子様の世代、25歳以上は98%が女性で配偶者にあたると思われます。皆さんはお子様については少しの発熱でも心配されると思いますが、奥様についてはいかがでしょうか。 女性の疾病予防を考えたときに大切なのは、なんといっても女性特有の病気の早期発見です。左図にその代表である子宮頸がん(緑、右軸)と乳がん(ピンク、左軸)の年代別罹患率(人口10万対)を示します。いずれも20歳代、30歳代から急増しているのがわかると思います。国では両者について2年に1度の健診を勧めています。日野健保での健診受診率は改善していますが、2年に1度の受診とは、受診率50%が目標になります。もう少し改善してほしいと思います(下図、緑、ピンクが該当)。健保では受診費用の補助をしているのでご参照ください。これは前述の「よい福祉」を目指した事業のひとつです。 もう一つの福祉政策が40歳以上に対する「特定健診」です。こちらは生活習慣病対策として、無症状で忍び寄る健康危機を早期に発見し、将来の重大事故を予防するためにとても大切です。受診率は上昇傾向にありますが(右図、青線)、これまで未受診の方はこちらについても健保の案内をご参照ください。「良い福祉」を提供できるように医療スタッフも引き続き頑張ります。 ご家族の健康についても時々考えることをおすすめします。あなたの幸せのために。人口10万対乳がん300.0250.0200.0150.0100.050.00.020歳〜24歳30歳〜34歳25歳〜29歳乳がん子宮頸がん家族の健康、あなたの幸せ〜健康相談だより〜〜健康相談だより〜〜健康相談だより〜〜健康相談だより〜

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